引き寄せ完全バイブルに引き続き。
Sayaka.さんの本を読んで、
やっぱり引き寄せ界隈の人は
『好きなことを仕事にして、楽しく働いて、稼いでいる』という
羨ましいイメージが、私の中に蓄積された。
「いい気分でいること」
この本には繰り返しそう書かれていて、
実際にそれを徹底した結果、身の回りに良い変化が起きて、フリーランスで稼げるようになったSayaka.さんの12ヶ月が記録されていた。
私もやってみようと思った。
Sayaka.さんのブログのタイトルにもなっている「嫌なこと全部やめて、好きなこと・ワクワクすることだけやってみた」
私もそうした結果、
3ヶ月無職になった。
正確には、転職先は見つかったのだけど、すぐに辞めてしまった。
それが2度続いた。
自分の社会不適合な部分を存分に発揮して落ち込んだ。
今は、理想の職場でちゃんと働けている。
今だからネタにできる記録。
1ヶ月目:好きなこと探し
最初は、大嫌いだった満員電車のストレスから解放されていい気分だった。
これから何をしようか?自由を感じて、それこそワクワクしていた。
私も好きなことを仕事にしたいと思ったから、
それを突き詰めていこう!そう考えていた。
ただ、重要な
自分の《好きなこと》が分からなかった。
なんてこった!
昔は沢山あったのに。
趣味とかない。
何が好きって、寝ることが一番好き。
ワクワクすることも、特にない。
だから、最初の1ヶ月はほとんど寝てばかりいた。
あとは、なんとなく小さい頃から好きだった絵を描いてみたり、楽器を始めてみたり、歌を歌ってみたり。
……当然、それで食べていけるわけもなく。
じゃあ、好きなことを仕事にするには?
Sayaka.さんみたいに、家でできる仕事がしたかった。
だから自分が興味があることで少しでも仕事になりそうなことは、片っ端から色々やってみた。
しかし残念ながら、そのどれも、自分が仕事にするイメージが湧かなかった。
絵と音楽は好き。
だけど仕事にできるほどの能力も環境もない。
それ以外では
「働きたくない」
それしかなかった。
満員電車に乗りたくないし、
どこかに雇われて会社員としてやっていくのも、辞めるとなったとき大変だし…(来年くらいには地元の九州に帰りたいから)
そんなことを考えてしまう、
まるでダメな大人。
だけどとりあえず働かないと、
生活していけない。
Sayaka.さんみたいに、フリーランスで仕事を得られるライター業の実績はないし、
自分で仕事を興せるアイデアも能力もない私は、
どこかで働くしかなかった。
2〜3ヶ月目:転職がうまくいかない
働き口を探すとなったときに、まずは理想の条件を書き出してみた。
・満員電車に乗らなくていい通勤
・人間関係の良い職場
・土日祝日が休み
…など、いろいろ。
そうしてから、求人情報を探すという行動を起こすと、幸いすぐに転職先は見つかった。
しかし、「早く仕事に就かなければ…!」という焦りから譲れない条件がブレてしまって、選択ミスをした。
最初は、仕事内容を重視してお給料が最低賃金のパートを選んでしまった。
職場の環境は良かったし、満員電車に乗らなくていい通勤だったけれど、
現実的に考えると、引っ越ししたいのに貯金はできないし、カツカツの生活になってしまう。
ダブルワークをしたら貯金ができるかな?というようなハードなライフスタイルに足を踏み入れていた。
毎日、不安で不安で眠れなくなり、情け無いことにすぐに辞めてしまった。
次は給料面を考慮するばかりに、自分に向かない業種の仕事を選んでしまった。
引っ越し代が貯まるまでの仕事と割り切ってがんばろう!と思ったけど無理だった。
こちらは一時的なお試し期間がある会社で、その期間をもって正式に入社はせず辞めてしまった。
真っ当な社会人と評価されるであろう人々のように、「仕事は忍耐!耐えてこそ成長!」みたいな、そんな風に我慢し続けることは私にはできなかった。
もともと、過去の出来事から
『働く』ということに対して、私は色々とトラウマを抱えてしまっている。
それでもなんとか続けられる職場にいたのに、
そこを辞めてしまって、2度も転職を誤った。
引き寄せの法則なんて夢見るんじゃなかった…と嘆いた。
また、続かないんじゃないか?
転職するのが怖くなった。
私は何をやってるんだろう…?
自己嫌悪と、後悔と、この先への恐怖と不安でいっぱいだった。
3ヶ月目後半:ようやく
転職が怖くても、ずっと無職ではいられない。
腹を括って、自分なりに仕事に求める条件の優先順位を改めて考え直した。
絶対に譲れない条件と、妥協できる条件。
そうして再度求人を探した。
3度目の正直。
やっと続けられる仕事に巡り会えた。
人間関係は良好。
興味のある業種。
お給料も良い。
諦めていたけれど、満員電車にも乗らなくていい通勤。
ありがとう!と叫びたくなる仕事に出会えた。
これが私が引き寄せたこと、なのかな。
3ヶ月かかったけれど。
(本を読んでから実際に退職の行動に移すまでには、たぶん半年以上経ってる)
不安や恐怖に飲み込まれそうになりつつも、その都度「私が本当に望んでいることは何か?」を一生懸命考えた。
最高の現実を引き寄せたよー!!
おめでとうー!!
と舞い踊りたいほど…かというと、実はそうでもない。
喜びというよりは、やっと、ちゃんと生活していけるようになったという安心感。
多少は好きなジャンルの仕事に就けたけれど、やっぱり私にとってはまだ「生活していくための仕事」だから。
仕事が趣味です!なんて言える人生を送ってみたい…そんな野望がある。
まだ言ってんのか、懲りないなぁ〜と嘲笑されるかもしれないけれど、しがない私のブログだから正直に書いておく。
引き寄せの法則の要
この先ずっと東京に住むつもりはないし、
その時は、また転職活動をしないといけなくなる。
あぁ、生活していくって、なんて面倒くさいの。
自分さえいれば、家でもカフェでも関東でも九州でもどこでも仕事ができる…そんな仕事ができたらいいのになぁ…。
そういう理想を想い描きながら、今日も普通に生きている。
転職しても転職しても、きっと不安は尽きないもの。
今、この現状に満たされているところを見つけて幸せを感じなければ、
『幸せな人生』なんて、いつまで経ってもやってこないのでしょう。
だから結局、
「いい気分でいること」とは、
今この日常に幸せを感じるための、大事なことなんだろうな、と理解した。
今回の転職を経験して、
自分の向き不向きや、大切にしている価値観も改めて分かったし
音楽や絵が好きなことも分かった。
とりあえずは、
仕事をしながら「好きなことをする」。
そんな生活をしてみる。
働ける場所があって、収入があることは幸せだ。
普通に社会の中で人間らしく生きていけることは、きっと幸せなんだ。